父との葛藤 前編
親父が85歳を迎えるにあたり
元防衛大臣政務官 前太宰府市長 楠田大蔵
2026.05.24
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おかげさまで父が5月26日で85歳を迎えます。戦中の混乱期日本領っだった台湾で生まれたため本当は5月16日生まれながら届け出が10日遅れたと以前祖母から聞いた記憶があります。敗戦した4歳の頃一家で日本に命からがら船で引き揚げてきたため暗いところ狭いところが苦手のようです。
その父は祖父の影響で子どもの頃から政治家を夢見ていたようですが、父親(私の祖父)が39歳で夭折したため母子家庭となり一時は政治の道を諦め福岡銀行に就職します。しかし夢を諦め切れず兄貴が1歳、私がお腹にいるかいないかの時に母にも内緒で銀行を辞め政治活動を始めました。
そんな父ですからバイタリティは人一倍で家族も顧みず政治一筋のまさに昭和の人でした。小学生の頃はそんな父を畏怖しつつも敬意をもっていましたが、逆に思春期を経て自我が目覚めると反発するようになり、政治家適性がないとの自認もあり、政治家になる道は私の中で消えていました。